研修の特徴
チーム医療を目指して
医療は患者さんを中心に医師をはじめとするメディカルスタッフがチームとなって治療を進めていきます。
まずは、院内全ての部門でオリエンテーションを受けていただき、各部門の役割、治療への関わり方について研修をしましょう。
同時に電子カルテシステムにおける各部門システムについて各部門で直接研修することで実際の診療に役立てましょう。
基本研修~実践的な医療
原則として1年目は必修科目中心に研修し基本を身に付けましょう。
2年目は救急医療研修、地域医療研修を研修し、全人的医療を行える医療人としての資質向上を目指しましょう。
救急医療研修では、東京の日本赤十字社医療センターでの研修が可能です。
その後は、将来進みたい診療科においてより実践的な医療知識・技術の研修をしたり、頻繁に遭遇する基本手技・症例を徹底して研修したりする等、個々の選択により研修科を設定しましょう。
たとえば、内視鏡検査については、上級医の指導の下に自分自身で胃カメラを持って検査できます。年間200件以上の内視鏡検査を自分で実施する事も可能です。
呼吸器疾患では胸腔穿刺あるいはドレナージ、動脈血ガス分析は指導医の元に処置を行い、気管支炎鏡検査は、検査の介助として研修出来るようにしています。
なお、到達目標の達成状況により最終の4週間において研修科を調整することがあります。
最高の医療人を目指して
少子高齢化、医療環境の複雑化、患者さまのニーズの多様化等に対応できる、知識・技術の修得を目指すと共に、医師としての役割、責任感、思いやりと温かみのある人間性、患者さまのみならず、家族、医療・福祉関係者等とのコミュニケーション能力等を修得し、患者さま中心の医療を行える最高の医療人としての資質向上を目指しましょう。