十全総合病院 環境理念と環境指針
環 境 理 念
「人と地球にいたわりを」
十全総合病院は、全人類的課題である地球環境の改善・保護を社会的使命とし、
人と地球にいたわりをもって、地域医療と環境保全に積極的に取り組みます。
環 境 指 針
社会貢献
・常に環境に配慮した目標を定め、具体的に実行する事により地域と社会に貢献するよう努めます。
・エコ推進委員会を設置し、常に目標や実践事項を見直す事により、活動内容の発展、向上を目指します。
環境負荷軽減
電気、灯油などのエネルギー資源について適切な使用を徹底して行い、二酸化炭素の排出量削減に努めます。
・水の無駄な使用や流出を避け、限りある水資源を大切に利用します。
・廃棄物の量の削減と適正な分別を行います。
・薬品、医療材料等を大切にし、無駄にしないよう使います。
・リサイクルを積極的に行い、物を有効に利用します。
院長 古林 太加志
エコ推進委員会
過去5年間のエネルギー及びCO2削減実績
平成20年にエコ推進委員会を設置して以来、積極的に省エネ活動を実践してきました。
まずは、身近なところの無駄をなくすことから始め、それから段々と皆に意識が定着してきました。
できるだけ多くの人々が少しだけの意識を持つだけで、全体では大きな省エネ成果につながります。
下の表の通り委員会を設置する前年の平成19年と5年間活動した平成24年を比較すると、
20%ものCo2を削減することができました。
環境問題に対する主な取り組み内容
空調
・空間ごと、また時間ごとに適切な室温設定をすることで、無駄の少ない空調管理を行っています。
・夏はクールビズを取り入れ事務所などのバックヤードは28℃設定にしています。
・外気導入量を必要最低限に調整して負荷を減らしています。
・南向きの大きな窓は季節によって遮光や採光をしながら負荷を減らせるよう工夫しています。
照明
・全館、照度基準に準じた明るさを保持しており、所によっては間引き点灯を行っています。
・無人になる部屋はこまめにスイッチを切るようにしています。
・白熱球は省エネ電球に切り替えました。今後LEDを検討していきます。
熱源
・熱源機器の設定温度の見直しを行いました。
・ボイラーの運転時間を短縮できるように工夫しました。
・熱交換器が効率のいい運転ができるように清掃や修繕を行っています。
・熱損失が少なくなるよう保温や弁類を整備しました。
機器類
・使用していない機器は待機モードにしたり電源を切ることにしています。
・冷蔵庫の温度管理を徹底しています。
・ウォシュレット便座の温度管理を行っています。
廃棄物
・職域に応じたゴミ分別表を作成して、分別、減量に取り組んでいます。
・分別ゴミ箱を設置して患者様にも協力して頂いています。
・感染性廃棄物の分別管理を徹底し、安全な分別方法を確立しています。
・環境負荷の高い廃酸、廃アルカリは厳密に処理しています。またレントゲン撮影はフィルムレスにより現像液を廃止しました。
リサイクル
・インクカートリッジ、テプラカートリッジのリサイクルをおこなっています。
・資源ごみはできるだけリサイクルできるように分別しています。
・てんぷら油の廃油はバイオ燃料へとリサイクルしています。
・残飯は家畜の飼料として回収してもらっています。
エコキャップ運動
・ペットボトルのキャップを回収して、恵まれない国の子供たちへワクチンを届ける運動に参加しています。2013年3月までに66,300個を回収して79人分のワクチンを届けています。